HSK口試(HSKK) 傾向と対策
目次
HSK口試(HSKK)とは
HSK口試(HSKK)とは話す力の試験で、音源を使って聞き取り、その解答を口頭で述べ、それを録音して提出する試験です。HSKとHSK口試の試験形式の違いは、HSKは四択または筆記ですが、HSK口試はすべて口頭です。
初級・中級・高級の3段階があり、初級はHSK1~2級、中級はHSK3~4級、高級はHSK5級に対応しています。また初級は基本的な日常のコミュニケーション能力が問われ、中級は中国語が母語である話者と流暢に会話ができるかどうかが問われ、高級は自分の考えを流暢に伝えられるかどうかが問われます。
またHSKKもHSK同様、CEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠組み)という世界共通の基準に準拠するよう設計され、他の言語検定と正当に比較ができるようレベル設定がされています。
HSK口試(HSKK)の出題内容
HSK口試(HSKK)初級の出題内容
試験時間 | 17分 |
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放送回数 | 1回のみ |
試験内容 第1パート | 放送を聞いてその文章を復唱する。全15題。試験時間4分。録音時間 各問7秒。 |
試験内容 第2パート | 質問を聞いてそれについて答える。全10題。試験時間3分。録音時間 各問10秒。 |
試験内容 第3パート | 問題用紙に書かれた2つの質問に対して5語以上の言葉を使って答える。全2問。試験時間3分。録音時間 各問1.5分。 |
HSK口試(HSKK)中級の出題内容
試験時間 | 21分 |
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放送回数 | 1回のみ |
試験内容 第1パート | 放送を聞いてその文章を復唱する。全10題。試験時間3分。録音時間 各問8秒。 |
試験内容 第2パート | 問題用紙にある絵を見てそれについて話す。全2題。試験時間4分。録音時間 各問2分。 |
試験内容 第3パート | 第3パート:問題用紙に書かれた2つの質問に対して答える。全2問。試験時間4分。録音時間 各問2分。 |
HSK口試(HSKK)高級の出題内容
試験時間 | 24分 |
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放送回数 | 1回のみ |
試験内容 第1パート | 放送を聞いてその内容を要約する。全3題。試験時間8分。録音時間 各問2分。 |
試験内容 第2パート | 問題用紙に書かれた文章を朗読する。全1問。試験時間2分。録音時間 各問2。 |
試験内容 第3パート | 問題用紙に書かれた2つの質問に対して答える。全2問。試験時間5分。録音時間 各問2.5分。 |
HSK口試(HSKK)の試験対策
中国語単語を覚える際に、音で覚えて「聞き取れる・発音できる」ようにする。(※参考:「中国語単語」……単語にも例文にも音声が入っています。)
HSK口試(HSKK)初級の試験対策
ネット上の過去問題をやってみる。同タイプの問題を自分で数多く作成し、試験シミュレーションをしておく。正しい発音ができるよう練習しておく。
HSK口試(HSKK)中級の試験対策
ネット上の過去問題をやってみる。同タイプの問題を自分で数多く作成し、試験シミュレーションをしておく。正しい発音ができるよう練習しておく。中国語でものを考え、それを口にしてみる習慣を持つ。それを楽しむ。
HSK口試(HSKK)高級の試験対策
ネット上の過去問題をやってみる。同タイプの問題を自分で数多く作成し、試験シミュレーションをしておく。正しい発音ができるよう練習しておく。中国語でものを考え、それを口にしてみる習慣を持つ。それを楽しむ。