中国文化

中国文化ではいろいろな中国の文化についてご紹介します。中国の文化といえば…マージャンと三国志とカンフー…だけではありません。可愛い泥人形、羊の皮で作られている影絵芝居、素朴な農民画や切り絵、中国茶の入れ方や飲み方、結婚式やお葬式の興味深い習俗、中華民国時代のおしゃれなファッション、北京の四合院や上海の石庫門などの建物、江南水郷地帯の面白い橋、対(つい)にして門に貼るおめでたい聯(れん)……中国社会に入っていくと実に多彩で豊かな文化が潜んでいることに気づきます。こうしたさまざまな文化や事象を眺め、鑑賞し、愛でる楽しさ、面白さをともに味わい、そこから中国人とは何者なのかにも思いを馳せていただけたらと願っています。

皮影戯

皮影(ピーイン)・皮影戯(ピーインシー) 中国の影絵

皮影戯とは、中国の影絵芝居で、皮影とは影絵芝居に使う人形などのことです。古くからあるもので、時代や場所によって様々な動物の革で作られ、現在は主に牛革で作られています。革を薄くなめすことで後ろから光を当てた時に輝いて見えます。
端午節

端午節の習慣 ちまきとドラゴンボートレースの由来とは?

屈原という政治家が紀元前の楚(中国南部)にいたのですが、国の将来を悲観して川に身投げしてしまいます。その後、屈原を悼んで始めたことが、ちまきドラゴンボートレースの由来になっていると言われています。船の船首部分が龍になってるなんて面白いですよね。
七夕

七夕節の由来と習慣

七夕の由来、織姫と彦星の物語、七夕節にまつわる漢詩や中国における七夕の習慣などを紹介します。織姫は裁縫をつかさどる女神だったため、古来中国では女性が裁縫が上手になるように祈る日でした。
中元節(お中元)

中元節の由来と習慣

お中元は中国の中元節が元となっていますが、ここでは中元節の由来と、蓮の花の灯篭流しなど、かつてあった習慣について紹介します。
重陽節

重陽節の由来と習慣

重陽節はもともと家族で登山をしたり、を浮かべた酒を飲んで邪気を払ったりする日でしたが、最近中国ではなぜか老人の日になっています。
京劇

京劇

京劇とは中国の古典演劇です。京劇の役柄や隈取の理由、京劇以外の地方劇など。京劇にはいろいろな演目がありますが、初心者におすすめなのは孫悟空の物語です。
昆曲

昆曲

昆曲(昆劇)は京劇よりも古い歴史を持った中国の古典演劇です。世界文化遺産にも指定されています。
琴と筝

琴と筝の歴史と構造

琴(きん)と箏(そう)の歴史、構造の違いや、日本における「こと」という言葉の表す楽器について。
琵琶

琵琶の歴史と種類

琵琶の種類や、発展、日本に伝わってきたものについて紹介します。
二胡

胡琴・二胡

胡琴・二胡は北方の騎馬民族の楽器が発展してできた楽器です。
笙

笙の歴史

笙(しょう)は女神「女媧じょか」によって作られたという伝説がある管楽器です。
中国の縁起物

中国の縁起物

中国での縁起の良い色・数字・動物・植物・文字や、逆に縁起の悪いものなどについて紹介します。
龍(ドラゴン)

龍(ドラゴン)

は古来から中国で親しまれてきました。龍が歴史的に中国でどのように使われてきたのか、欧州のドラゴンとの違い、龍にまつわる成語など。
鳳凰

鳳凰

鳳凰も龍と同様、様々な部族のトーテムが融合して出来上がったものと考えられています。龍が男性的なイメージなのに対して、鳳凰は女性的なイメージを持つようになりました。
麒麟

麒麟とキリン

動物園にいる首の長いキリン、実はその名前は想像上の動物である麒麟から来ています。麒麟は龍や鳳凰のように縁起のいい聖獣として祭られてきました。
コウモリ

コウモリ

コウモリは中国では縁起物として扱われています。これも倒福と同じで音から縁起物になりました。中国のデザインにはコウモリが使われているものがいろいろあります。
鶴

は日本でもおめでたい鳥ですが、中国でも高貴な鳥として扱われています。また、仙人の乗り物として描かれることもあります。
カササギ

カササギ

カササギは中国では喜びごとを伝えに来る「吉兆のシンボル」として扱われています。七夕の伝説にも登場します。
八仙

八仙

八仙は8人の個性的な仙人で、物語の中などにも登場し、特に海を渡る姿がよく描かれます。中国では縁起のいい存在として親しまれています。
如意

如意

如意は思いがかなうというという意味で、孫の手のような道具の名前にもなっています。中国の仙人像などが縁起の良いものとして手にしていることもあります。
倒福

倒福

中華料理店などでたまに見かける逆さまになった「福」の字、あれを倒福と言います。「福が来る」という単語と「福を逆さまにする」という単語の発音が同じなので福の字を逆さまにしています。
双喜紋

双喜紋

双喜紋は「喜び」という字を2つ並べた図案で、おめでたいデザインとして中国で使われています。日本でもラーメンの器などにこのデザインが使われています。
対聯(春聯)

対聯と春聯

対聯(ついれん)とは左右に並べて飾る対の句です。対聯のうち、春節に飾るものを春聯(しゅんれん)と言います。
年画

年画

年画とは1000年近い歴史のある版画の一種で、春節などのおめでたい行事のときに中国の民間で飾られてきました。
「剪紙」 中国の切り絵

「剪紙」 中国の切り絵

剪紙とは1000年近い歴史のある版画の一種で、春節などのおめでたい行事のときに飾られてきた中国の民間工芸です。
千字文

千字文

千字文とは古代中国で作られた子供が漢字を覚えるための教材です。1000の異なる漢字からできています。
玉

とは玉は古代中国において祭祀や宝物として重宝されてきた石で、主に翡翠でできています。
纏足

纏足

女性の足を幼少のころから縛り、小さくしていた習慣を纏足と言います。700年以上続きました。
辮髪

辮髪

辮髪とは清朝の中国での男性の髪型です。時期によってやや異なりますが、髪を剃って一か所で束ねて三つ編みにしていました。
連環画

連環画

連環画とは20世紀初頭~後半にかけて中国で流行した絵本に近い漫画のことです。
中国の凧

中国の凧

中国の凧は最初は軍事目的で使われていたようです。その後縁起物の図案を用いた遊びになっていきます。
チャイナドレス

チャイナドレス

チャイナドレス・旗袍(チーパオ)についての歴史を紹介します。