中国語会話
中国語会話では「短文の中国語会話」と、「シーンを想定した長めの中国語会話」の2種類の形で中国語会話が学べるようになっています。
「短文の中国語会話」には日常会話やビジネス会話などの短めの対話文があります。15の場面別に、AB二人が短めの中国語会話を一往復だけ交わす内容になっています。
「シーンを想定した長めの中国語会話」では、大学で使うテキストの形式を使って、場面ごとに日本人と中国人が長めの会話を交わす内容になっています。
中国語会話の学習のポイントと使い方
会話習熟のコツはよく使う言い回しを大量に覚える
中国語の会話に習熟するコツは、日常的によく使われる短めの言い回しを大量に覚えることです。ここではその会話の場面を15に分け、それぞれの場面でよく使う短めの言い回しを集めてあります。
タッチすれば音声が出る
中国語すべてに音声が入っています。音声マークにタッチすると音が出ます。
中国語文、日本語訳とも簡単に消したり出したりできる
日本語訳と中国語文は、その文をタッチすると消したり出したりできます。暗記できているかどうか確認などに使ってください。
声調をマーク化した記号がついていて声調を定着させやすい
中国語にはピンインと「声調をマーク化したもの」が入っています。日本人学習者に教えた経験からすると、入門段階ではピンイン(ローマ字と四声を入れた発音記号)だけで声調を身に着けるのは至難です。そのためにこの声調を、実際の音を元にマーク化しました。
声調の説明
中国語会話では、中国語の会話文の上に声調記号をわかりやすくしたマークを載せています。
ぜんぶで8つのマークがあり
は1声のマークです。自分の声の高い部分でまっすぐな音であることを図示してあります。
は2声のマーク。音域の下の方からすぐ上にあがっていく、「ええっ」と驚いたような声であることを図示してあります。
は半3声のマーク。低い低い平らな音を図示しています。
3声のマーク。低い平らな音から少し上に跳ね上がります。がっかりした時の「あーあ」という声に似ている様子を図示しています。
は4声のマーク。高いところから真下に向かって降りていく、まるでカラスが「カア」と鳴いているような音を図示しています。
は1声、2声のあとにくる軽声です。1声や2声より下がっている様子を図示しています。軽声は高低のみで幅がほとんどありません。それを・で表しています。
は半3声のあとに来る軽声です。少し上に上がる様子を図示しています。
は4声のあとに来る軽声です。声の高さは4声の最後とほぼ同じか、それより少し下がりますが、その様子を図示しています。
このマークでまず「マー」とか「アー」とか音を出してみましょう。そのあとその音にそれぞれの発音を乗せていきます。ですからこのマークはある意味、中国語の声調を弾くピアノの音符のようなものです。「マー」とか「アー」が声調ピアノの音色です。
中国語会話(短文)の勉強法
1. 中国語を聞いて日本語に訳してみる。
2. 日本語から中国語に訳してみる。
3. 上の1. 2. を一定量やったら、同じ範囲でシャドーイングをしたり暗記をして完全にインプットする。
4. 同じ範囲で、1. 2. を再度やってみる。暗記できていないところがあったらもう一度繰り返す
※中国語シャドーイングとは:中国語を聞き、それをオウム返しに真似る。自分の発する音は聞かず、ひたすら中国語を聞き続き、ひたすらそれを真似る。かなりの集中力が求められますが、練習すれば誰でもできるようになります。
※暗記のやり方:人によってそれぞれですが、会話の練習の場合声に出して覚えなければなりません。シャドーイングを繰り返してもその量が多ければ暗記できますし、字を見たい人はひたすら読んでも大丈夫です。やってはいけないのは口を使わず、目で見て書いて覚えようとすること。会話の役には立つようになりません。
中国語会話(短文)
中国語会話(短文)には「自己紹介」「ビジネス」など15の項目があり、それぞれの項目内に10~20組程度の対話文があります。
基礎的な中国語会話
学習の初期によく使う中国語会話
中国語会話「自己紹介」
中国語会話「挨拶」
中国語日常会話
中国語会話「学校」
中国語会話「交通・移動」
中国語会話「食事」
中国語会話「買い物」
中国語会話「生活」
中国語会話「人間関係」
中国語会話「様子・見た目」
中国語会話「健康・病気」
中国語会話「天気・季節」
中国語会話「IT」
中国語ビジネス会話
中国語会話「観光」
中国語会話「ビジネス」
シーンを想定した長めの中国語会話
ここでは日本での中国語会話を想定した4つのシーンで中国語を学習できます。
近年日本の町のそこここで中国人の姿を見るようになりました。観光客であったり、バイト先で出会ったり、近所のお店の店員さんであったり、同じマンションのお隣さんであったり…
そうした中国語を読み、聞き(音も入っています)、覚えてみてください。