自分の名前を中国語で発音・紹介しよう!【日本語名のピンイン変換】
このページでは、名前を入力すると、中国語のピンインに変換することができます。これを使って自分の名前を中国語で発音してみましょう。
また、中国語で自己紹介をする時などの名前の名乗り方や、名前のたずね方、名前に使われている漢字をどのように相手に説明するかなどについても紹介しています。
(※名前のピンイン変換ツールは、「日本語の名前」「中国語(簡体字)の名前」「中国語(繁体字)の名前」の全ての漢字に対応しています。日本人の名前でひらがなやカタカナが使われている場合は、ピンインに変換できないため、当て字を使って変換してください。)
中国語での自己紹介については「中国語で自己紹介」のページで詳しく紹介しています。
中国語による挨拶については「中国語の挨拶160 場面別の表現集」のページにまとめてあります。
ピンインの読み方や中国語の発音方法に関しては「中国語の発音講座」のページで説明しています。
目次
- 1. 名前のピンイン変換ツール
- 2. 名前のピンイン変換ツールの使い方
- 3. 自分の名前を中国語で発音しよう!
- 4. 中国語による名前の名乗り方
- 5. 名前に使われている漢字の説明方法
名前のピンイン変換ツール
名前のピンイン変換ツールの使い方
まずは苗字と下の名前の欄に名前を入れて「変換する」のボタンを押してみてください。
苗字と名前のピンインが表示された後、3種類の中国語による名前の名乗り方が出てきます。これらの表現は、中国語での自己紹介などに使えるようになっています。
4つの枠が出てくるので、順番に紹介していきます。
※2枠目~4枠目は中国語による名前の名乗り方の例文です。
まず苗字を名乗った後、フルネームを名乗ります。相手が日本人の苗字に詳しくない場合、最初からフルネームで名乗ってしまうとどこまでが苗字かわかりません。初心者におすすめな名乗り方です。
まず苗字を名乗った後、下の名前を名乗ります。これもわかりやすい名乗り方です。
最初からフルネームで名乗ります。相手が日本人の苗字をある程度理解している場合、この名乗り方でも混乱しないでしょう。
自分の名前を中国語で発音しよう!
中国語の勉強を始めたり、中国と仕事の関わりを持ったらまず自分の名前をどう言ったらいいのだろうと思うことでしょう。英語では日本語の名前の姓と名を逆にして言えば事足りました。中国語もそうなんでしょうか?
いえいえ、中国語は名前の漢字を中国語読みするのです。たとえば豊臣秀吉さんは中国語では「フォンチェン・シウジー」さんになります。中国人も日本に来ると漢字の日本語読みになります。関羽は中国語の「グァン・ユー」から「かんう」になるのです。
これはけっこう楽しくて人の変身願望を満たしてくれます。その代わり初めのうちは自分の名前を呼ばれても誰のことだかわかりません。フォンチェン・シウジーと呼ばれても秀吉さんは気が付かないでしょう。もっとも、中国人の名前を日本語で読む際には、音読みで読みますが、音読みはもともと中国語の音から取り入れているので割と中国語の発音と似ています。「かんう」と「グァン・ユー」も似ていますよね。
さあ、自分の名前はどう変身するのか試してみてください。
中国語による名前の名乗り方
中国語で名前を名乗るときに、フルネームで名乗る・苗字と名前を別々に名乗るなど、いくつかの方法があります。ここではその言い回しを紹介します。
中国語で名前を名乗るときに使う表現
中国語で自分の名前を紹介する時は、
という動詞を使います。 “姓”は苗字(姓)のみに使える動詞、“叫”は下の名前、もしくはフルネームに使える動詞です。
自分のことを知らない相手に中国語で自己紹介する場合
ベストは、まずは苗字を言って、それからフルネームを言う言い方です。
例えば、以下のように表現します。
ここで使われている“名字”míngziはフルネーム、あるいは下の名前のことです。
苗字と名前を別々に名乗る
まず苗字を言って、それから下の名前を伝えてもいいでしょう。
フルネームをそのまま名乗る
また最初からフルネームを伝える言い方もあります。ただし中国人にあまり聞き慣れない苗字の場合、最初からフルネームにするとどこまでが姓でどこからが下の名前かわからない場合もあります。田中・鈴木・山田などは中国人にとっても日本人の姓だとわかるでしょうが、めずらしい苗字だったりするとわかりません。姓と下の名前がわかるように伝えた方が誤解を招かないでしょう。
中国語でフルネームをそのまま名乗る場合、以下のように表現します。
是構文を使った名乗り方
という「是構文」を使った言い方もあります。この場合一般にフルネームで言います。“是”を使って自分の名前を言う場合は中国人が一般に〇〇△△という存在を知っていて、この私がその〇〇△△なのだと言う、という場面が多いでしょう。未知の人(存在を事前に知らない初対面の場合など)だと、中国人にとっては“是”の下が名前かどうかさえ判断しかねる可能性があるからです。初対面の場合、また中国語初心者が自分の名前を中国語で中国人に伝える場合、やはり上に書いたように、まず姓、次にフルネームを伝えるのが無難です。
名前に使われている漢字の説明方法
中国語で名前を名乗るとき、その名前にはどのような漢字が使われているかを同時に説明することが多いです。ここでは、部首や有名人の名前から、自分の名前を紹介する方法を見ていきましょう。
部首で名前の漢字を説明する
まずは部首で名前を説明する方法から。
この方法はどのような名前であっても使えるため、あらかじめ覚えておけば非常に便利。ただし、もしも有名な地名や人名が自分の名前に使われているなら、そっちのほうがわかりやすくていいでしょう。
部首から名前を説明する例文-1
このように、比較的単純な作りで画数の少ない名前の場合、部首による説明が便利なことが多いです。
部首から名前を説明する例文-2
部首から説明した後、イメージのいい言葉から自分の名前を説明しています。
名前の漢字の中に含まれている漢字で説明する
この方法は、部首で名前を説明する方法に似ています。いくつかの漢字には決まりきった言い回しがあります。
漢字の中にある漢字で名前を説明する例文-1
「李」という苗字は非常に多く、中国だけでも1億人程度がこの苗字です。
漢字の中にある漢字で名前を説明する例文-2
このようにわかりやすい2文字の組み合わせでできた漢字は、説明しやすいですね。
有名な地名で説明する
有名な地名に使われている漢字であれば、きっとすぐに「ああ、この人の名前はこう書くのか」と覚えてもらえるでしょう。
地名の漢字で名前を説明する例文
お互いに知っている地名であれば、自己紹介の時に使いやすいです。
有名人の名前で説明する
有名人の名前と共通の感じがあるなら、それで説明するのもわかりやすいです。
有名人の名前で説明する例文
有名な歴史上の人物の名前などは伝わりやすいですね。
中国語による名前のたずね方
中国語の名前のたずね方には、二通りの聞き方があります。姓だけを聞く聞き方と下の名前、もしくはフルネームを聞く聞き方。後者は発音だけではどちらを意味しているのかわかりません。初対面でこう聞かれたらフルネームを聞かれたと思った方がいいでしょう。姓を伝えた後にこう聞かれたら下の名前を聞かれているわけです。
まずは中国語で苗字をたずねる時の表現:
苗字を尋ねる言い方です。聞かれた人は苗字を伝えます。非常に丁寧な聞き方です。
次に、下の名前かフルネームをたずねる時の表現:
こちらは下の名前かフルネームを聞く聞き方です。一般的な質問の仕方で、特に敬意は入ってはいません。你を您にすれば敬意を表すことができます。
こう聞かれた人は場面に応じて下の名前、もしくはフルネームを伝えます。