中国語で「おいしい」の表現集
Tweetこのページでは、「おいしい」などの食事をめぐる簡単な中国語を集めてみました。中国人と食事をする際、少し中国語を知っているときっと座がなごむことでしょう。サウンドマークをクリックすると音声が流れます。
中国語でごちそうさまなどの挨拶に関しては「中国語でいただきます・ごちそうさま」のページで紹介しています。
中国語の発音については、「中国語発音講座」のページで詳しく紹介しています。
レストランでの会話については、「レストランで使う中国語」のページで詳しく紹介しています。
目次
中国語で「おいしい」
中国語の「おいしい」は食べ物と飲み物で違う
中国語で「おいしい」は
または
です。
日本語の「おいしい」は、食べ物にも飲み物にも使えますが、中国語の「おいしい」は、食べ物がおいしい時は
、「飲み物」がおいしい時は と分けて言います。は音が「ハオチー」で、「オイチー」という幼児語に似ていますからおぼえやすいですね。でも飲み物には使えませんから気をつけてください。
中国語で「おいしいですか?」 疑問表現
中国語で「おいしいですか?」とたずねたいときは、食べ物ならば
と表現し、飲み物ならば
となります。後ろに
をつければいいのです。これも日本語の「~か?」という疑問表現に似ていますから簡単です。中国語で「とてもおいしい」 強調表現
中国語で「とてもおいしい」と強調したい時は
または
というように、“很”(とても)という程度を表す副詞をつけます。
この場合の“很”は3声が続くため、2声で発音します。
3声の声調変化など、中国語の発音について詳しくは、「中国語発音講座」で紹介しています。
おいしさをもっと強調したい時は、
などの程度副詞をつけ、
、 、 、 というように表現します。中国語で「おいしかった」 過去形の表現
「おいしかった」という過去形も
または です。これは中国語の形容詞や動詞はテンス(時制)と無関係なためです。もし「昨日食べたあの料理はおいしかった」と言いたい時はと言います。テンスを受け持つのは形容詞
ではなく、 (昨日)という時間を表す名詞です。過去を表すこの名詞があれば、日本語訳は過去形になります。中国語で「おいしそう」
「おいしそう」という食事前の感嘆表現は
です。日本人、特に女性はよく使いますね。ただしこの表現は温かい食べ物から湯気や良い匂いがたちのぼっている時しか使えません。冷たいものには使えないのです。
おいしそうなアイスクリームなどには
などの表現を使います。
中国人にとって「おいしい料理」とは温かいもの
ちなみに中国人にとって「おいしい料理」とは湯気の立つアツアツの料理のことです。冷たい料理は料理とは言えません。ですから中国人がお寿司やお刺身を食べるようになったという最近のニュースにはビックリです。これは中国人の味覚革命と言ってもいいくらいなのです。ただし食後に冷たいデザートを食べる中国人はまだまれです。日本人は、中国人は宴席で最後に冷たい杏仁豆腐を食べると思っていますが、中国にこうした習慣はなく、杏仁豆腐そのものもさほど知られていません。一般に中国人は冷たいものを食べるのは体に悪いと思っているのです。そして実際冷たいものを食べると本当にお腹が痛くなってしまう人も多いのです。中国人、とくに海外にあまり出たことのない中国人が日本に来た時はぜひ温かい料理を用意してあげてください。飲み物も必ず温かいものです。氷の入ったお水などは中国人には嫌がらせとしか思えないので気をつけましょう。ただビールは冷えていても大丈夫ですがあまりギンギンに冷やさない方が無難でしょう。なにしろ中国で飲むビールは基本冷やさないビールですから。
中国語で「おいしいお料理」 スピーチなどに使える表現
中国語でスピーチをする時など、やや改まって「おいしいお料理」と言いたい時は
と言います。「こんなにおいしいお料理をごちそうになって…」などあいさつ表現に出てくる言い方です。こうした表現を覚えておくと、スピーチの格が上がります。
中国語で「まずい」
「まずい」の中国語は
です。
食べ物が「(食べる習慣がなくて)口に合わない」と言いたい時は
と言います。こう言っても別に失礼にはなりません。
ですが、
などと言うと失礼になります。
中国語で「お口に会いますか?」
「お口に会いますか?」と中国語で言いたいときは
と言います。
そう聞かれて「口に合ってとてもおいしい」と言いたい時は
と表現します。
中国語で「お腹がすいた」「のどが渇いた」
「お腹がすいた」の中国語は
と言います。
のどが渇いた場合の表現は、
と言います。
自分が空腹であったりのどが渇いた時は
と言います。相手に対して空腹かのどが渇いたかを聞く時は
(お腹がすきましたか?) (のどが渇きましたか?)と言います。それに対して否定する時は(お腹はすいていません)、 (のどは渇いていません)と言います。(不の声調変化についてリンクを貼る)
この場合の不の声調変化については、「中国語発音講座」の中で紹介しています。