「驚いた」「びっくりした」ときの中国語表現集
Tweetこのページでは、驚いたとき、びっくりしたときに使う中国語表現を紹介します。「アイヤー!」などは聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。サウンドマークをクリックすると音声が流れます。
「ハハハ」「(笑い)」「www」などの笑いを表す中国語に関しては、「『笑い』を表す中国語」のページで紹介しています。
目次
「驚いた」「びっくりした」ときの中国語
驚いたときに使う、「わあービックリ!」の中国語は“吓死我了! Xiàsǐ wǒ le!”です。
直訳すると「私をひどくびっくりさせる」です。“死”という字が入っていますが、これは「ひどく」という意味の強調表現です。日本人からするととても不思議な構造のフレーズですが、驚きの表現としては日常よく使われる定番的な中国語です。
本当にびっくりした瞬間に使う中国語
本当にびっくりした瞬間は“哎呀! Āiyā!”(あっ!)などの感嘆詞です。
“哎呀!” は万能でいろいろな場面で使えます。「イタっ」も「アチっ」も“哎呀!”です。“哎呀!”以外の驚きの感嘆表現としてはほかに“我的天呢!Wǒ de tiān ne!”“我的妈呀! Wǒ de mā ya!”などがあります。
いずれも英語の「オーマイガー! 」的表現です。上で挙げた“吓死我了!”(びっくりしたなあ)はこの驚きの瞬間が終わった後の感慨です。一呼吸置いた後の表現です。
驚きの時間経過による表現の違い
驚きの表現としては、まず驚いた瞬間は“哎呀!”などの感嘆表現、次に “吓死我了!”などの驚いた後の感慨、さらにその時の感情を振り返って “这使我吃了一惊! Zhè shǐ wǒ chīle yì jīng!”(このことに私はとても驚いた)などの描写表現がきます。
この“我吃了一惊”も面白い表現です。直訳すると「ひと驚きを食べた」ですが、よく使います。ちなみにこの“惊”という簡体字、元の漢字は「驚」です。どうしてこんな簡体字になったのでしょう?左側のりっしんべんは「心」を表し、右側の“京jīng”は“警”と同じ音だから使われたのでしょう。
日本語の驚き表現「ええっ!」に近い中国語
日本語の驚き表現「ええっ」というしり上がりの感嘆表現を中国語に訳すなら “不会吧。Bú huì ba.”(あり得ない・ウソーっ)になります。“不可能!Bù kěnéng!”(断じてあり得ない)なども使えます。
「へえー」「すごーい!」などの中国語表現
「へえー」という賛嘆まじりの驚き表現は“真的? Zhēnde?”(本当?!)や “好厉害!Hǎo lìhai!”(すごーい!)になります。
中国人の驚きのリアクション
中国人の驚きのリアクション、ふるまいは日本人とほとんど変わりません。「へえーすごいね」と賛嘆のリアクションでは親指を突き出す人もいます。英語の「サムアップ」ですが、別にアメリカ人のしぐさをまねたわけではありません。中国に昔からある、人をほめる時のボディランゲージです。中国語ではこのしぐさを“竖大拇指shù dàmǔzhǐ”(親指を立てる)と言います。
中国の様々なジェスチャーについては、「中国の挨拶のジェスチャー」で、拳を手で包む「拱手」など、いろいろ紹介しています。