中国語で「こんにちは」 普段使いの挨拶とフォーマルな挨拶
目次
- 中国語で「こんにちは」
- 中国語で、フォーマルな「こんにちは」
- 以外の中国語の「こんにちは!」
- 呼びかけを使った中国語の「こんにちは!」
- 中国語で「こんにちは!ごめんください!」と声をかける時
中国語で「こんにちは」
中国語で「こんにちは」といえば
こんにちは
中国人は人と出会えば必ず
と言うんだろうと日本人は思っています。私たち外国人が中国人に会った時 と言うのはかまわないのですが、中国人どうしではあまり使わないことばです。もともとこのことばは近年外国から入ったことばのようで(英語から入ったという説も聞きますし、ロシア語から入ったという説も聞きます)中国人の生活にはあまり密着していないことばです。もともと中国人は日本語のように、人に会ったら「こんにちは」、夜なら「今晩は」、家に帰るなら「ただいま」といった決まり文句、決まった挨拶は使いません。もっとその場その場でいろいろな言い方を使い相手とのコミュニケーションを図ります。中国語で、フォーマルな「こんにちは」
会社などわりにフォーマルな場や初対面の人どうしの場合この
こんにちは
がよく使われます。相手が複数なら
こんにちは
になります。目上の人に対しては
こんにちは
ですが、この場合しばしば敬称をつけた相手の名前を入れます。
王先生こんにちは
以外の中国語の「こんにちは!」
ではこうしたフォーマルな
以外「こんにちは」系としてはどんな挨拶があるかというと、たとえば家を出た後近所のおじさんやおばさん、奥さんやだんなさんに会った時お出かけですか?
出勤ですか?
などと言います。かつては
ご飯食べた?
がよく使われたと聞きます。食が大問題だった時代のなごりでしょう。
これらに対しては別に詳しく答える必要はないのです。これが挨拶のゆえんです。どこに行くのかを問うことばではありません。
呼びかけを使った中国語の「こんにちは!」
人によっては「こんにちは」の意味で、敬称をつけた最初の名前や親族呼称だけを言います。たとえば
王先生こんにちは!
おばさんこんにちは!
など。日本人にはただの呼びかけに聞こえますが、こう言われたからといって立ち止まって次のことばを待つ必要はありません。相手が子供ならニッコリ笑って
ボクチャン、オ嬢チャン
などと返せばいいのです。
中国語で「こんにちは!ごめんください!」と声をかける時
見知らぬ家を訪ねそこの家にチャイムがない時、日本人はしばしば大きな声で「こんにちは!ごめんください!」などと声をかけますが、こうした時も中国語では“你好!”は使いません。“你好!”はあくまで人に対して使うあいさつですから、家に向かっての“你好!”はかなり滑稽なことになります。こうした時は
誰かいますか?
と言います。