Why?にこたえるはじめての中国語の文法書
『Why?にこたえるはじめての中国語の文法書』は、中国語初級者から上級者に至るまで手元に置いておきたい中国語文法の本の決定版。詳しく書かれているのにわかりやすく読みやすい。ドリルも充実しています。このページでは、『Why?にこたえるはじめての中国語の文法書』のレビューとこの本を使った学習方法について書いていきます。
目次
『Why?にこたえるはじめての中国語の文法書』の基本情報
タイトル | Why?にこたえるはじめての中国語の文法書 |
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著者 | 相原茂 / 石田知子 / 戸沼市子 |
出版社 | 同学社 |
ページ数 | 383ページ |
価格 | 2,700円(税込) |
出版年月日 | 2016年11月1日(新訂版) |
音声 | 有り。発音項目の部分のみ。出版社のサイトからダウンロード。 |
色 | 2色刷り |
難易度 | 初心者~上級者 |
ジャンル | 中国語文法書 |
※旧版の出版年月は1996年6月
『Why?にこたえるはじめての中国語の文法書』の内容紹介
中国語を学ぶ上で「なぜそうなのか?」にこたえようという姿勢で書かれた中国語文法の本。文法項目が全35課に整理され、それぞれに対してこれまでの文法研究の成果がわかりやすく説明されている。ドリルは項目ごとに3~4ページ用意され、基本的な内容の単純な復習からやや高度な質問・作文練習まで充実している。関連情報、関連イラストも豊富。
『Why?にこたえるはじめての中国語の文法書』の対象読者
中国語の学習を思い立った人。語学学習にはまず辞書そして文法の本が必要。その最初に買うべき文法の本がこれ。勉強が進んでもこれ1冊あれば大丈夫。
『Why?にこたえるはじめての中国語の文法書』を使った勉強方法
初心者なら最初からきちんと読んでいき、項目末のドリルもやって読んだ知識を頭に入れておく。すでに文法はやり終えたという人は、何かでつまづいた時関連項目に目を通すとよい。「ああそうだったのか」と必ず思える本。
(※参考:「中国語の勉強法」)
『Why?にこたえるはじめての中国語の文法書』の学習効果
最初のページからきちんと読んでいき、項目別ドリルもやって書かれている内容を頭に入れていくなら、中国語教師にひけを取らない知識が得られる。中国語資格試験対策――簡単な級から難しい級まで、文法はこれ1冊で大丈夫。
『Why?にこたえるはじめての中国語の文法書』のおすすめポイント
なぜそうなのかに答えてくれる
文法書というのは普通「〇〇とは△△である」という記述に始まり、記述に終わる。有無を言わせない。「どうしてそうなるの?」なんていう疑問は許されないし、そもそも疑問もわかない。自明の理の羅列という感じ。だからつまらない。読者の知的好奇心なんてものに露ほども考慮しないのだ。その点この本は表紙からして「whyにこたえる」とある。文法は疑問を持ってナンボ。こういうスタンスで書かれているから読んでいて楽しい。
ビジュアル的にわかりやすい
ビジュアル的なわかりやすさ・読みやすさを追求して作られている本。徹底して読者目線。この本が出版以来20年ベストセラーを重ねているのも納得がいく。
『Why?にこたえるはじめての中国語の文法書』の残念なところ
重い。厚い。持ち歩けない。破って持ち歩くとなくす。電子化を待ち望む。