介詞文(1)・・ 【中国語文法】
介詞文とは?
介詞は前置詞とも言います。英語の前置詞や日本語の助詞に似たはたらきをします。
介詞は「場所を表し」、「~で」と訳し、同じく介詞のは「~から」または「~まで」と訳します。
介詞が使われる時の文の構造
介詞が使われる時の文の構造を見ていきましょう。
介詞は後ろの目的語といっしょになって介詞フレーズを作ります。フレーズとは単語より大きく、文より小さな単位のことです。
「介詞文とは?」で出した例文の中の介詞フレーズは「在家里(家で)」です。介詞フレーズは連用修飾語として場所、時間、原因、対象などを表し、後ろの動詞にかかります。つまり介詞文は一般に
主語+介詞+介詞の目的語+動詞(フレーズ)
という構造になります。
したがってたとえば同じ“在”が使われていても後ろに動詞が来なければ、その“在”は介詞ではありません。
在が動詞の場合
この場合のは動詞で「~にいる/~にある」と訳されます。
在が介詞の場合
この場合の“在”は後ろに“做饭”という動詞フレーズが来ていますから介詞で、「~で」と訳されます。
介詞
介詞“在”は場所を表し「~で」と訳します。
介詞
(3)介詞は出発点を表し「から」と訳します。
…は「~から…まで」という意味のイディオムとして覚えておくといいでしょう。
介詞
介詞は空間と時間のへだたりを表し、「から」「まで」と訳します。
との違い
との違い
とはどちらも「から」と訳せます。ではこの二つは何が違うのでしょうか?
違いを図示しますと
●→(出発点)
●←→●(2点間のへだたり)
のは出発点を表し、そこから出発します。
のは「私の家」と「大学」の隔たりを表し、それが「わりに遠い」のです。
もう一つの違いはが使われる時後ろには動きのある動詞、たとえば「(出発する)」が来ることが多いのですが、が使われる時後ろには形容詞、たとえば「(遠い)」が来ます。
こういった違いに注意しておきましょう。
練習問題
下の単語を用いて以下の文を作ってください。
問題:
単語:
正解:クリックして正解を見る