方向補語の派生義 【中国語文法】
方向補語の派生義
方向補語は動作の方向を表すものですが、そうした本来の意味から離れた意味を持つものがあります。この本来の意味を離れ変化した意味のことを派生義と言います。
訳:
私は彼女を好きになった
→ あるレベルに達する意味
訳:
彼女は泣き出した
→ スタートする意味
が方向補語で、元の意味は「上がる」「起きる」ですが、→の先に書いた意味がその派生義です。
方向補語のいろいろな派生義
以下の文のうち 緑マークで囲んだ部分が方向補語、→の先に書いた意味が派生義です。
訳:
私はドアを閉めた。
→ 離れていたものが合わさる意味
訳:
私はやっと彼女に追いついた。
→ 追いつく意味
訳:
車が止まった。
→ 事物が固定し留まる意味
訳:
ここではこれ以上話を続けられない。
→ 続ける意味
訳:
彼は気を失った。
→ 正常な状態を失う意味
参考方向補語にはいろいろな意味があるので、わからない時は辞書をよく読んでみましょう。
参考方向補語は元の声調を失って軽く読む傾向がありますので、読む時はピンインに気をつけてください。
練習問題
下の単語を用いて以下の文を作ってください。
問題:
単語:
正解:クリックして正解を見る