結果補語 【中国語文法】
目次
- 結果補語
- よく使われる「動詞 + 結果補語」
- なぜ結果補語は必要なのか?
- 結果補語の否定と疑問
- 実現・完了の「 」や経験の「 」は「動詞 + 結果補語」の後ろに置きます。
- 練習問題
結果補語
結果補語とは動詞の後ろに形容詞や動詞を置いて、前の動詞の動作の結果がどうなったかを言い表す形のことです。
訳:
私はもうお腹がいっぱいだ
訳:
留学生の言った中国語を聞いてわかった/聞き取れた
は + で が結果補語です。「食べた結果お腹がいっぱいになった」のです。
は + で が結果補語です。「聞いた結果わかった」のです。
よく使われる「動詞 + 結果補語」
訳:
食べ終える
訳:
見える(見ようとした結果目に入ってくる)
訳:
見える(見ようとした結果見えた)
訳:
~に住む(住もうとした結果~に落ち着く)
訳:
マスターする(学ぼうとした結果それが完成する)
訳:
きれいに洗う(洗おうとした結果きれいになる)
訳:
覚える(記憶しようとした結果定着する)
訳:
(翻訳しようとした結果~に変換される)
なぜ結果補語は必要なのか?
中国語の動詞は単独では「~という動作をしようとする」という意味のみで、その結果どうなったかには関心がないという傾向があります。ですから結果を伝えるには結果補語が必要になるのです。
訳:
私は買ったけど買えなかった→私は買おうとしたけれど買えなかった
×
下の文の
は「動詞 + 結果補語」ですから、「買って手に入れた」のです。ですから上の文は言えても、下の文は言えません。上の文は という動詞が単独で使われていて、買った結果手に入ったかどうかは伝えていません。ですからこの文の日本語訳は正確には「買おうとしたけれど買えなかった」になります。結果補語の否定と疑問
結果を否定するのですから「まだ~の結果はない」という意味で
を使います。訳:
中国語はまだマスターしていない
疑問は
か反復疑問文を使います。実現・完了の「
」や経験の「 」は「動詞 + 結果補語」の後ろに置きます。訳:
私はとうとう富士山を見た
訳:
私は以前富士山を見たことがある
練習問題
上の(2)で挙げた〈よく使われる「動詞+結果補語」〉と下の単語を用いて以下の文を作ってください
問題:
単語:
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