複文と関連詞 【中国語文法】
複文
文には構造から見て単文と複文があります。
単文とは主語と述語からなる主述文のことで、複文とは、2つあるいは2つ以上の単文からなる文のことです。ただし複文の中の単文はそれぞれがお互いに意味上の深いつながりを持ち、かつ互いに他のいずれの成分にもならないものでなければなりません。
たとえば
訳:
彼がいい人であることはみんな知っている
の文はコンマの右側の単文が、コンマの左側の単文の中の
の目的語になっています。これは上記した「互いに他のいずれの成分にもならないものでなければならない」という条件からはずれます。この文は一見複文ですが実は単文です。訳:
私は大学生で弟は高校生だ
訳:
今日は気分が悪かったので図書館には行かない
以上のような文は文中の句同士が「互いに他のいずれの成分にもなっていない」ので複文です。
複文のタイプ
複文のタイプには関連詞のあるものとないものがあります。
1. 関連詞のあるもの
関連詞とは、複文の構成要素になっている単文を結びつける機能を持つ語句のことです。
訳:
彼が来たので私はとてもうれしい
訳:
彼は貧乏だがとても気骨がある
2. 関連詞のないもの
訳:
彼が来たので私はとてもうれしい
訳:
今日はすごく寒いので出かけるのはやめた
関連詞のあるものはないものより関係がはっきりしますが、ないからといって意味がわからなくなることは一般にはありません。話し言葉では関連詞を使わない方が普通です。
関連詞のいろいろ
常用される関連詞には以下のようなものがあります。( )の中国語は同じように使える関連詞です。
訳:
~だけでなく…でもある
訳:
彼は謝罪に同意しただけでなく、さらにお金も払うと言う
訳:
~であろうとも…だ
訳:
あなたがどう言おうと、私は彼が好きだ
訳:
~ではなく…だ
訳:
彼はアメリカ人ではなくフランス人だ
訳:
~でなければ…だ(~か…のどちらかだ)
訳:
彼は毎日勉強をしているか体を鍛錬しているかだ
訳:
たとえ~であろうとも…だ
訳:
たとえ天気が良くなってももう遅すぎる
訳:
~であるからには…だ
訳:
我々はすでにここに来てしまったのだから、やろうじゃないか!
訳:
もし~なら…だ
訳:
もしお疲れなら腰かけましょう
訳:
~ではあるがしかし…だ
訳:
彼はお金持ちだが決して幸福ではない
訳:
~なので、だから…だ
訳:
彼はマナーがなっていないので非難される
訳:
~でもあり…でもある
訳:
この少女は可愛くて賢い
訳:
~するよりむしろ…した方がいい
訳:
車より船の方がいい
訳:
~すればするほど…だ
訳:
生活はシンプルなほどいい
訳:
~しさえすれば…だ
訳:
勉強しさえすれば中国語はマスターできる
訳:
~してこそ…だ(~しないかぎり…ではない)
訳:
勉強してこそ中国語はマスターできる/中国語をマスターするには勉強するしかない
練習問題
下の単語を用いて以下の文を作ってください
問題:
単語:
正解:クリックして正解を見る