構文 【中国語文法】
目次
- 構文
- 構文の特徴
- 構文に否定辞や助動詞がつく時
- 練習問題
構文
構文というのは、本来動詞の後ろに来るべき目的語を前に置く構造のことです。
たとえば
(私はごみを捨てる)で、動詞は 、目的語は ですが、 構文では (私はごみを捨てる)となります。青マークが動詞、 緑マークが目的語です。
何が違うのでしょうか?これはこの構文にすることによって、動作主(ここでは「私」)が目的語(ここでは「ごみ」)に対して、「何らかの働きかけ、何らかの処置をした」という意図が加わるのです。そこでこの構文を「処置文」とも言います。また
は一般に「を」または「は」と訳されます。構文の特徴
構文にはいくつかの特徴があります。
1. 目的語は特定のもの。ぼんやりとした不定のものではなく、はっきりと特定できるものに限られます。もちろん文面上特定されていないこともありますが、前後から、書かなくても特定のものであることがわかります。
2. 働きかけ、処置が加わるわけですから、動詞単独で使われることはありません。処置の後どうなったかを示す補語や助詞などを伴います。
訳:
私は台所のごみを捨てた
→ 前の 緑マークは特定の目的語。後ろの 青マークのうち は結果補語、 は実現・完了の助詞。
訳:
私は彼の服をきれいに洗った
→ 前の 緑マークは特定の目的語。後ろの 青マークのうち は結果補語、 は実現・完了の助詞。
構文に否定辞や助動詞がつく時
否定辞や助動詞が
構文につく時は の前に置かれます。主語+否定辞・助動詞+
+目的語+動詞(フレーズ)訳:
彼らはごみを適当に地面に捨てません
訳:
私は部屋をきれいにかたづけたい
練習問題
構文として正しいものに○、間違っているものには×をつけ、その理由を書いてください。
問題:
単語:
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